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女画商の奮闘記

2016.10.07 Fri
芸術

3冊目の本を書きました。求龍堂から出版し、現在、アマゾンでも銀座柳画廊でも書店でも販売しています。

 

今まで、銀座の画廊XX という感じで2冊目の本まで出してきたので、そのタイトルでいきたかったのですが、「本を売るためにはタイトルが大事なんだ!!」ということで、社長の案が通ったようです。夫である社長は私のことを傍で、‘奮闘’していると思っていたんだ、、、と少し驚きました。

 

確かに、今朝ドラでやっていた、「朝がきた」を拝見していると「野呂ちゃんのようだ、、、」と友人からも、よく言われます。夫いわく「僕はよっぽど新次郎さんより、仕事してるけどね!」ということですが、お坊ちゃまぶりはそっくりです。

皆様のご想像通り、画商の世界は前近代的な経営をしているので、まさしく朝がきた!と同じような状況でして、女性が交換会に参加したり、経営に参加するのは、まだまだ大きな壁があるのが現実です。夫からみても私が奮闘していると表現するように、美術の世界で女性が活躍するのには時間がかかるようです。

それでも、私には大先輩の日動画廊の長谷川智恵子さんは非常に心強く思っておりますし、同世代の女性ギャラリストも増えてまいりましたが、それでも2代目、3代目の男性の画商が中心であることに間違いはありません。そこに反発するつもりもなければ、私は私でなければできないことをするだけだと感じています。

ただ、採用などをしていると、非常に優秀な女性が多く画廊で働きたいと応募をしてくれるのに対して、受け皿が小さすぎるのと、実際に仕事を始めた時にがっかりしてしまうのではないかという危惧を感じています。これからは画廊も女性の時代。多くの優秀な女性が美術というフィールドで活躍してもらうために書きました。画商という仕事にご興味のあるかた、楽しめる内容になっていると思います。

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