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備忘録(22)血も涙もない政治家

2024.05.07 Tue

血も涙もない、とは、こういう人たちのことを言うのでしょう。5月1日、熊本県水俣市で開かれた水俣病の慰霊式典後、伊藤信太郎環境相と患者団体との懇談で、患者側が発言している最中に環境省の職員がマイクを切って、発言を遮った環境省の役人とそれを許した伊藤環境相のことです。

 

ニュース映像を見ると、水俣病と認定されないまま亡くなった妻のことを82歳の老人が切々と語っている最中に、マイクの音量を下げ、マイクを取り上げています。会合後の伊藤環境相の言葉は「マイクを切ったことは認識していない」でした。音声が途切れ、マイクを取り上げている場面を目の前にしながら、これを認識していないというのですから、この大臣の言動にはあきれるしかありません。

 

こんな大臣ですから、職員がマイクを切らなければ、いつまでしゃべらしておくんだと、あとで職員を怒鳴るような人なのでしょう。この人は、衆議院議長を務めた伊藤宗一郎(1924~2001)の長男で、選挙区は宮城県ですが、幼稚園から大学まで慶応という典型的な二世議員です。日本の政治家の標準でもあり、今の岸田政権の心のこもらない政治の現れなのでしょう。

 

政治資金をごまかしたり、北海道の公務員を東京に呼びつけたり、パパ活にうつつをぬかしたり、この国にしてこの政治家ありで、いまさらまっとうな政治家を自民党に求めるのもばからしいのですが、人を人とも思わない環境相を見ていると、本当に怒りを覚えました。

 

患者団体は伊藤環境相に謝罪と再度の意見交換を求めるそうです。国会に血も涙も残っている政治家が残っているのなら、謝罪ではなく、辞任要求をしてほしいと思います。


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